コーヒー 淹れ方 豆

 

コーヒーの淹れ方

コーヒー 淹れる 

 

焙煎されて粉砕されたコーヒーの粉は、湯または水に接触させることで中の成分を抽出し、私たちが口にする飲み物としてのコーヒーが出来上がります。

 

このときの抽出方法・コーヒーの淹れ方には様々な方法があります。
コーヒー専用の抽出器具が多く考案されており、それぞれの淹れ方は用いる器具の名前で呼ばれることが多いです。

 

コーヒーの風味は、焙煎の度合いや挽き加減(細かく、粗く等)、淹れ方や用いる器具などにより異なり、それぞれの持ち味があります。

 

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濾過

-ドリップ-

◆ウォータードリップ (水出し)
専用の機材を用い水でコーヒーを抽出する方法です。
点滴のように少しずつ水を落として抽出するため、1杯辺り8時間程度を必要とします。
抽出する器具もインテリアとして活用され、近年は安価な器具が登場し、一般の家庭でも楽しめるようになっています。繊細な風味を活かすための方法です。

◆ペーパードリップ
日本で最も普及している淹れ方です。ドリッパにフィルタ(漉し紙)をセットし、粉を入れ適量の湯を注ぎ、30秒程度蒸らした後に抽出を開始します。
ドリッパの湯が完全に切れる前に外すと雑味の無いコーヒーとなります。
前述の手順さえ守れば、誰でも一定水準のコーヒーが淹れられるのがこの方式の最大の利点であります。ペーパードリップの方法は、1908年にドイツ人女性メリタ・ベンツが考案しました。
メリタ式(抽出穴1つ)とカリタ式(抽出穴3つ)が存在し、最適な挽き具合が異なります。
一般的に、メリタの方が細挽きで抽出され抽出法の違いは、メリタ式が杯数分の湯を全量フィルタに投入し滴下しきるのを待つのに対し、カリタ式は湯を投入し続け、フィルタの下のデカンタに杯数分滴下した段階でフィルタをはずし、フィルタ内の抽出中の湯(コーヒー)は廃棄します。
カリタの方が経験を要し、味のぶれる要素は大きいといえます。

◆ネルドリップ
フィルタとして布(綿フランネル)を使用する抽出法です。
布と紙の材質の違いから、ペーパードリップよりもコーヒーに含まれる油分がより抽出されるので、ペーパーでの抽出に比べてまろやかでボディ感のある味となる傾向があり、またペーパードリップのように紙の影響を受けません。
味と香りは、抽出方法に大きく左右されます。基本的にはドリッパーを使用しないために、ドリッパーが温められることによりある程度抽出液の温度が保たれるペーパー式に比べ、抽出時に抽出液の温度が下がりやすいです。

◆エスプレッソマシン/マキネッタ
高温、高圧をもって一気に抽出するエスプレッソマシンと、飽和水蒸気を使用する直火式のマキネッタがあります。

煮沸後濾過

◆コーヒーサイフォン
サーバと漏斗から構成され、漏斗部にネル又はペーパーフィルタをセットし、粉を入れます。
サーバ部に水をいれ、加熱し、湯が漏斗部に上がったら頃合いを見計らって火から下ろします。
アルコールランプやガスコンロ等を使用する直火式以外に電熱式も普及しています。

◆パーコレータ
コーヒー粉の入った籠状部分に湯を循環させ抽出します。
機材の構造が単純であるため、メンテナンスが容易でキャンプ等で用いられることが多いです。

煮沸

◆ジェズヴェ/イブリック(トルココーヒー)
ひしゃくのような形をした柄の深い小鍋に、深煎り細挽きの粉と水、砂糖を入れ直火にかけます。
かき混ぜながら煮沸し、煮立つ直前に火から離し落ち着いたら再度火にかける。
これを2、3回繰り返し、表面の泡を消さないようにカップに注ぎます。
まず泡の味を楽しみ、粉の沈殿後に上澄みのみを飲用します。

◆ボイル
単純な煮沸法で、粉と水を鍋に入れて煮沸して抽出し、上澄みだけを飲みます。
北欧やギリシャで見られる淹れ方。

浸漬

◆コーヒープレス
粉と湯をプランジャーポットと呼ばれる器具に一緒に入れて抽出します。
プランジャーと呼ばれる軸の先端には金属やナイロン製のフィルターが付いていて、プランジャーを押し下げて抽出済みのコーヒーかすを沈め、上澄み部分をカップに移します。
イギリスでは、コーヒーを淹れるのにペーパーフィルター式よりもこのプランジャーが普及しているようです。(ティーサーバー、カフェティエール、ボナポット、フレンチプレス、メリオールなど様々な呼称がある)

◆コーヒーバッグ
コーヒー粉を布製の袋に入れ、それを水や湯に付けて抽出します。

◆スティーピング
単純な浸漬法。カップにコーヒーの粉と湯を加えてしばらく待ち、上澄みだけを飲みます。
コーヒーのテイスティング時にこの方法が用いられます。

 

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